みそら「はぁ、今日も曇ってる上に蒸し暑いわね…。暑さばくはつしろ」



なつき「ばくはつしたら余計に暑いよ…。っていうか、冬は冬で『寒さなんてしねばいいのに』とか言ってない？」


みそら「あーっ、秋くらいが一番いいわぁ…」



はるか「あはは…。あ、あれは…」



なつき「うん？」














なつき「あー、八坂祭に合わせて出てる…お社っていうのかな？寄附した人の貼紙もあるね～」



みそら「ま、そうは言ってもお祭りはやっぱり夏。どの季節も良い所はあるわよね」

はるか「そういうことです♪」














はるか「すみません、参拝前にちょっと資料館前のセブン寄っていいですか？絵馬の下書きコピーとりたいので…」


みそら「ほい了解ー。…せっかくだし、ちょっと裏通り通っていかない？何か面白いものがあるかもしれないし」


なつき「お、それいいね～、賛成～！」



……

なつき「う～ん、ますます良い感じに田舎だねぇ…」



みそら「そりゃ、これでホイホイ面白いものが転がってたら苦労しないでしょうけど…それにしても何か…あ」


はるか「あ、やきとり屋さんですね。車で移動しながら売ってるのかな？」



なつき「そういえば、この時期にもかかわらず時折『い～しや～きいも～　や～きたてっ』って声が聞こえるんだけど、あれって…」


みそら「まぁ、必ず冬じゃなきゃいけないってわけじゃないし、細かいことはどうだっていいじゃない！」














なつき「わっ、鳩がいっぱい～！」



みそら「珍しい…のか？でもこういうのは初めて見たなぁ」



ひな「…」



なつき「あれ、何かひなちゃんのこと見てるような…」



みそら「気になるんじゃないの？ひなだけに」



ひな「あのね…」














なつき「ここにも何かあるよ。何々…ブラックベリー、黒い実は食べられます。だって」



みそら「黒いって…」














みそら「……パッと見全部赤なんだけど」



はるか「時期が違うんじゃないですかね？どちらにしても今は食べられそうもないみたいです」



なつき「でも、この場で食べるって色んな意味で度胸がいるよね…」



みそら「確かに」














みそら「よし、ご飯も食べて体力回復！改めて神社に向かうとしますか」



はるか「っと、この花壇、お花が咲いてますよ」



なつき「ホントだ、きれ～い」



はるか「茶屋前の花壇といい、雑草が生えてない辺りこんな小さなものでも置きっぱなしにしないでちゃんとお手入れしてるってことですよね。こういうところがなんか…好きです」


なつき「…そうだね。いい町だよね」

みそら「おりょ？七夕の名残かな。笹が残ってるよ」



はるか「もうあれから5日も経ったんですね…。早いものです」














なつき「はい、神社とうちゃ～く！」



みそら「ここはいつ来ても変わらないわね」














はるか「さて、黒板は…」



なつき「わけがわからないよ」



みそら「こんなの絶対おかしいよ」














なつき「あ！よく見たらこの短冊、美水先生とあきらちゃんのだ！」



みそら「うお、マジかい！全然気付かなかった…」



ひな「…あなたたち、適当すぎ」



みそら「いーのよ。ウチのクラブのモットーは『だらけきった活動』！」



なつき「そんなどこかの海軍の青い人みたいなモットー初めて聞いたよ…」














はるか「これは…八坂祭の次第ですかね？」



なつき「だねぇ。17日はしっかりお祭りの様子を撮らないと」



みそら「幸手も同日というのが逆にネックよね。どう効率よく動くかがポイントになりそう」



なつき「よーし、頑張るぞ！」














みそら「あ、ヤツめ…今度こそ！」



なつき「おお、行った！」



みそら「……よし……！？うぐぁ！畜生、なら回り込んで…あ…」



なつき「？？」



みそら「…撮ったら思いっきり逆光で、反対側に行こうとしたら逃げられた…」



はるか「あー…」



みそら「くそ、いつか必ず倒す…！」



ひな「倒してどうするのよ…」














なつき「みんな～、神社の自販機にドクペがあったよ！！」



みそら「え、なんで！？」



なつき「分かんない…けどそんなことどうだっていいじゃない！」



みそら「そりゃそーね、とりあえず久々に一杯やりますかね♪」



はるか「おお、ジュース一本でこの盛り上がりよう…」



ひな「バカね」














なつき「おみくじたくさんだ～」



はるか「おみくじは多くなってくると回収してしまいますが、この量だとそろそろかもしれませんね…」













はるか「この神輿殿に入っている千貫神輿が担がれる日も近くなってきましたね。今年の土師祭はどんな風に盛り上がるのかな？」


なつき「ふふ、きっとまたすごいことをやってくると思うよ。だって今までもそうだったじゃない」



みそら「むしろそうであって欲しいわ。『鷲宮はまだまだ熱いぜ！！』ってアピールはどんどん内外にしていかなきゃ。まぁ、そうなればなるほどこっちのレポ製作も大変になるわけだけど…そんなのは嬉しい悲鳴よ。さあ、バッチ来い土師祭！そしてらき☆すた神輿！！」



～きょうの鷲宮神社～


































～鷲宮神社・柊姉妹お誕生日おめでとう絵馬～