2011年10月19日
鷲宮・幸手ものがたり『さくらみや・めもり~ず』第2話-1
~改めて4月10日、鷲宮神社春季祭~
なつき「それにしても、ひなちゃんよく来たね。いつもはみんなと集まるような誘いって断るのに」
ひな「それは…」
みそら「愛しのお兄様が待ってるからでしょ。ひゅーひゅー」
バシッ
みそら「いったぁ!」←どつかれた
ひな「心配しちゃいけないの?あんなのでも一応は家族なんだから…」
なつき「…うん、そうだね」
みそら「…うん、そうだね」
ひな「……もう一度いきましょうか?」
みそら「ちょちょちょい!なんであたしだけ見んの!?」
……
なつき「それにしても何か人が多いような…あ、見て見て。神楽やってるよ!」
みそら「おお、やっぱり本物は見応えがあるわね。身が引き締まるというか」
ひな「…嘘おっしゃい」
みそら「うっさい!あたしだって真面目に感動する時くらいあるわよ!」
はるか「…あのツインテールの子、凄く上手じゃないですか?舞い慣れてるというか、素人目にもはっきり分かるくらい…」
なつき「…そうだね…。確かに、見てると何か悪いものがどんどん落ちていくような感じがするよ…」
???「……!」
はるか「あ、目が合っ…」
???「……(にこっ)」
なつき「ふああ~っ、かわいい~~っ!!」
みそら「あたしの目に狂いがなければ、アレは間違いなく100年に1人の逸材ね」
はるか「はぁ…」
みそら「将来は相当な美人になると見た…!ま、あたしには劣るけど」
ひな「……」
みそら「…何よその目は?」
ひな「別に…」
なつき「ねえねえ、終わったら話しかけてみようよ。わたしちょっと興味あるな」
みそら「そうね。少しくらいなら迷惑にはならないでしょ。アイツもまだ来てないみたいだし、せっかくだだからこのまま神楽観よっか」
はるか「はい!」
つづく
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