2013年06月07日
鷲宮神社奉納絵馬176枚目
「あうー…ごめんねひなちゃん、目標にいくどころか下げちゃったよ…」
「今回は少し難しかったし、それでこれなら充分頑張ったと思うわよ」
「なになにー?何の話ー?」
「テスト」
「うお、そりゃまたなついな!?」
「でも決めてたラインに届かなくて…残念。しょぼん」
「あー、平均点以下とかそんな感じ?」
「えっ?」
「えっ?」
「何言ってるのよ、なつきは今回学年8位よ」
「はあ!??」
「今回は数学の応用問題がキツかったわね」
「うー、今度こそ5位以内いくぞーって思ったのに…」
「あ…アンタ…」
「?」
「アンタ誰だ!!アタシの知ってるなっちんはそんなに頭いいキャラじゃねーっ!!」
「ガーン!…ひ、ひどいよみそらさん…;;」
「本物のアホは放ってさっさと行きましょう」
2013年05月30日
好き
こはる「でも、好きならとりあえず伝えちゃえばいいじゃない」
「…んー…」
こはる「あら、その顔はもう言っちゃったのね?」
「!?なんで分かるの!?」
こはる「え、ホントなの?」
「え!?あれ!?」
こはる「ホントに素直な子ねぇ」
「~~っ!!も~~~っ!!」
------------------------------------------------------------
「確かに言ったよ。ちゃんと男の子として好きですって」
こはる「で?で?どうだった?」
「…ダメでした」
こはる「なんで~?そこは断るところじゃないでしょ~?」
「う~ん…『妹にしか見れない』って」
こはる「え~?ホントに?」
「ううん、ウソだと思う」
こはる「?分かるの?」
「うん。だってそれが本当なら笑ってごまかしてるよ。でも…」
(……そっか……)
(…いや、なつきの事は妹にしか見れないな。ごめん)
「…なんていうか、すごくさびしいようなつらいような、そんな顔してた」
こはる「そうなの…」
「突っ込んでも本当の事言ってくれそうな感じじゃなかったから、それ以上は何も言わなかったけど」
こはる「じゃあどうするの?諦めちゃうの?」
「そんなわけないよ。言ってくれるまでがんばる。おにいちゃんが一番好きだから。これからもず~~っと!」
こはる「ふふ、それでこそ私の娘よ」
「えへへ」
こはる「頑張ってね。私もパパも、あの子以外のとこに嫁に出す気はないから♪」
「うん!」
「…んー…」
こはる「あら、その顔はもう言っちゃったのね?」
「!?なんで分かるの!?」
こはる「え、ホントなの?」
「え!?あれ!?」
こはる「ホントに素直な子ねぇ」
「~~っ!!も~~~っ!!」
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「確かに言ったよ。ちゃんと男の子として好きですって」
こはる「で?で?どうだった?」
「…ダメでした」
こはる「なんで~?そこは断るところじゃないでしょ~?」
「う~ん…『妹にしか見れない』って」
こはる「え~?ホントに?」
「ううん、ウソだと思う」
こはる「?分かるの?」
「うん。だってそれが本当なら笑ってごまかしてるよ。でも…」
(……そっか……)
(…いや、なつきの事は妹にしか見れないな。ごめん)
「…なんていうか、すごくさびしいようなつらいような、そんな顔してた」
こはる「そうなの…」
「突っ込んでも本当の事言ってくれそうな感じじゃなかったから、それ以上は何も言わなかったけど」
こはる「じゃあどうするの?諦めちゃうの?」
「そんなわけないよ。言ってくれるまでがんばる。おにいちゃんが一番好きだから。これからもず~~っと!」
こはる「ふふ、それでこそ私の娘よ」
「えへへ」
こはる「頑張ってね。私もパパも、あの子以外のとこに嫁に出す気はないから♪」
「うん!」
2013年05月23日
2013年05月22日
弔い
「えーと……」
「!いた。催馬さん」
「あ、こんにちは。ひなさん。(ぺこ)珍しいですね、お一人で…」
「ん…そうね」
「何か御用ですか?」
「……これなんだけど…」
「…これは…」
「催馬さんの力で弔ってあげられないかしら?」
「…申し訳ございませんが、ぐぅにそこまでの力はありません」
「…そう…」
「……ですが、一緒に手を合わせることは出来ます。ご冥福を祈りましょう。しばし黙祷を…」
「……」
「……」
「……きっとこの子も喜んでいると思いますよ」
「そんなのこっちの都合の良い思い込みでしょう。偽善よ」
「…ひなさんは、もし倒れたら誰にも気付かれずにそのまま見捨てられた方がいいですか?」
「………」
「それが答えで、ひなさんの優しさです」
「!?やめて!私はそんなんじゃない…!」
「…くす。まだまだ時間はかかりそうですね」
「…っ」
「また何かございましたらお申し付け下さい。では、失礼致します(ぺこ)」
-------------------------------------------------------------------------------------
「……」
「!いた。催馬さん」
「あ、こんにちは。ひなさん。(ぺこ)珍しいですね、お一人で…」
「ん…そうね」
「何か御用ですか?」
「……これなんだけど…」
「…これは…」
「催馬さんの力で弔ってあげられないかしら?」
「…申し訳ございませんが、ぐぅにそこまでの力はありません」
「…そう…」
「……ですが、一緒に手を合わせることは出来ます。ご冥福を祈りましょう。しばし黙祷を…」
「……」
「……」
「……きっとこの子も喜んでいると思いますよ」
「そんなのこっちの都合の良い思い込みでしょう。偽善よ」
「…ひなさんは、もし倒れたら誰にも気付かれずにそのまま見捨てられた方がいいですか?」
「………」
「それが答えで、ひなさんの優しさです」
「!?やめて!私はそんなんじゃない…!」
「…くす。まだまだ時間はかかりそうですね」
「…っ」
「また何かございましたらお申し付け下さい。では、失礼致します(ぺこ)」
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「……」
2013年05月15日
鷲宮神社奉納絵馬174枚目
「はい、おかーさん。いつもありがとう」
こはる「あらあら、今年はまた一段と綺麗なカーネーションねぇ。ありがとう」
「えへへ~」
こはる「ところで、ひなちゃんのお兄ちゃんとはうまくいってるのかしら?」
「ぶっ!!なな、何言ってるのおかーさん!!おにいちゃんはおにいちゃんだよー!!」
こはる「あら?私は従妹として仲良くやってるかなーって聞いただけなんだけど…何をそんなに真っ赤になって否定してるのかしら~?」
「ふあっ!?ち、違うの違うのー!!」
こはる「相変わらず反応がかわいい子ねぇ」
「う…うぅ~っ…」
こはる「でもあの子なら安心だわぁ。私の妹の子だし、何よりなつきよりからかい甲斐があって面白いもの♪」
「も~、おかーさんってば~…」
こはる「無事くっついたら私も混ぜてね?」
「!!?ダメ!!絶対ダメ!!」
こはる「え~?残念ねぇ…」
「おかーさんめちゃくちゃ若く見えるし、冗談に聞こえないよ…」
こはる「だって本気だもの♪」
「じゃあなおさらダメだよ!!色んな意味で!!」
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【キャラ紹介】
桜宮こはる
なつきのお母さん。それなりに年はいってるはずなのだが、20代後半くらいにしか見えない。
ひなの母が妹に当たるため、彼女とその兄とはいとこ同士になる。
かなりお茶目な性格で、事あるごとに我が子をからかったりいじったりして反応を楽しんでいるが、
なつきもそんな母親が大好きで、親子の絆は非常に強い。
現在は仕事に忙しい夫を支えるため一緒に都内に暮らしていて、時折なつきたちの様子を見るために鷲宮に戻ってくる。
2013年05月13日
2013年05月09日
鷲宮神社奉納絵馬173枚目
???「……ちゃん…」
「…ん…」
???「…おにいちゃん…」
「……なつ…き…?」
???「…お誕生日、おめでとう…」
「ちが…だ…おま…」
???「………ね…」
「?…いま…なん…」
???「……」
「…おい…ま…!!」
ガバッ!
「!?…夢…?」
「…あれ?……あーくっそ!夢見てたのは覚えてんだけど中身がぶっとんだ…」
「…ん?」
着信:4件
件名:はっぴーばーすでー
「おにいちゃん、お誕生日おめでとー!!」
件名:無題
「おめでとう」
件名:お誕生日おめでとうございます
「これからもよろしくお願いします」
件名:はぴば
「まぁ一応祝っとくわ」
「…全員0時0分ジャスト…こりゃなつきかみそらだな。なかなか嬉しいことしてくれるねぇ」
「ありがとう…と。さて、今年も一年頑張りますかね」